2012年5月22日

第4回 木崎湖巡礼 ~2日目~


※前記事「1日目」からの続きです。

もぞもぞ…
目を覚ました私は、周囲に視線を巡らせた。
知らない天井だ…
体は少し汗ばんでいる。
ああそうか、テントの中なんだ。そしてシュラフに埋まっているんだ。
ここは木崎湖畔。あてなんとキャンプしている。BBQが美味しかった。
そうだったそうだった。
まだ寝ぼけているなと自覚しながらも、さて今は何時なのかという疑問が湧いてくる。
頭の横に置いてあった腕時計を見つけた。

どれどれ んんー?

…………………

………!?

もうすぐ12時……だと……?

:(;゙゚'ω゚'):

えっ えっ

えっ

昼じゃねえかよぉおおおおおおおおおおおおおおおおお

おいおいマジかよそりゃねーよと慌てふためきつつシュラフ脱出。
「あえて目覚ましはかけずに(キリッ」とかやったのが悪かったのかくっそくっそ。
こんな時間に起きてたんじゃ遊ぶ時間全然ないじゃねーの…
ていうかあてなんもまだ起きてないのか?まさか起きてて私放置なのか?ふぇえ?
激しい後悔と悲しみを爆発させながらテントを出る私。
と…

ん?

周りがやけに静かだ、っていうか…この雰囲気は昼というより朝なんじゃ…
混乱なう。
ホントにだいぶ混乱した。
時計をもう一度見る。これはどう見ても12時……じゃ………( ゚д゚)ハッ!

上下wwwwwwwwwwwwww逆さまwwwwwwwwwwwwwww

時計を上下逆に見てました。_(:3ゝ∠)_

つまり本来の時刻は5時半ちょっと前だったのです。早朝です。
どうりで現実世界が朝っぽいわけです。朝ですものね。
数字の表記がないアナログ時計を寝ぼけたまま見て勘違いしただけだったというオチ。
クソすぎますが、物凄い安堵に包まれてもうどうでも良いw
そりゃ、あてなんもまだ起きてないはずだ。

世界の真実に気づき、まだまだ時間たっぷりだと判明。
しかし起き抜けから頭の中が驚天動地だったので二度寝出来るようなテンションでもない。
うん、朝ごはん食べよう…

カロリーメイトmgmg…

さーて、あてなんもしばらく起きてこないだろうし、写真でも撮ろう。
というわけでD7000と35Sで一人撮影会。


いい朝だー。
涼しいなと感じるくらいの気温で、太陽が昇ってきて陽の当たった場所ではほんのり暖かい。
緑と水辺の匂いがして清々しい、そんな朝。
いつもの生活では味わえない素敵な朝。
心が満たされるなあ。
しばらく苺桟橋で仰向けになって、iPhoneからおねてぃヴォーカルコレクションを流す。
この土地の雰囲気を見事に表現した曲が多くて、こうして聴いていると不思議な気持ちになる。
なんて言ったらいいのかよくわかんないけど、とてもいい。
この土地に包まれているような感じは毎回同じで、安心させられる。

ずっとこうしていたいなあ、と思ってしまいますが、そうもいかないのでテントへ戻ります。
そしたらちょうどあてなん起床の様子。
青いテントが揺れてますw

そういえば昨日こんな話しをしていたのです。
「明日、天気が良くてやる気があったら小熊山ヒルクライムしようぜ!」

天気がいいです。
やる気もそこそこあります。

行く…か。

あてなんも覚醒して朝ごはんも終了する頃には行く気満々でした。
10時前くらいには出発してたかと思います。

さて、小熊山とは何かというと、木崎湖の隣にある山です。
この小熊山にはパラグライダー場がありまして、そこからの眺望が素晴らしい。
アニメでもここからのカットは使われていて、大切な巡礼スポットなのです。
標高は1300mくらい。ただ、木崎湖がそもそも750mくらいの標高にあるので標高差は550m程。
湖を一周しつつ登ってくると約25km走ることになります。
自転車クラスタから見れば大したことはない行程。

私から見ればキツいですけどね!!!!

2月の「からあげ丼ライド」からまた全然自転車乗ってなくてですね…
生まれたての子鹿の方がまだマシなレベルの脚になってたんです(白目
2月の終わりくらいに登ってたら余裕もあったんでしょうけど、サボるといいことないですね。

そんなわけで、いざ登りはじめたのはいいものの、開始1分であてなんに千切られる私w
まあ全盛期だったとしても登りは苦手なのでゆっくりなのですが、今回はゆっくりどころではなく。
何度となく止まって休憩w
脚もアレですし、運動自体してなかったので、ただでさえショボい心肺機能が悲鳴を上げる羽目に。
下界より空気薄いし…

まーキツかったです。
走り出しに失敗して落車するしクソ過ぎますw
それでもなんとかして回してれば体は前に進むものです。
ゼェハァいいつつ必死に登ってると、急に目の前が開けます。

おおおおおお!!!
アルプスひゃあああああああ
こういう景色を見るとテンション上がりますね!
しばしボケーッと眺め、35Sで写真を撮る…(上の写真はiPhoneで)
そしたら先に行ってたはずのあてなんが何故か戻ってくる……ってなんでそっちから?
おかしな方向から戻ってきたと思ったら、ミスコースしていたらしい。
また合流なー。

今度は正しい道に進みます。
お、ちょっと斜度が緩くなった!
とは言うものの、ちょっとでも登ってれば死にそうになる程度に弱っていた私。
再び千切られつつえっちらおっちら登ります。
登って登って登って……

そろそろ頂上っぽい雰囲気…!

登って……

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

これがパラグライダー場からの眺望!
いい眺め過ぎる…
頑張ったあとのご褒美には最適。
すごい達成感に包まれます。

自分の背中が雄弁すぎてwwwww

テンション上って╰( ・´ー・`)╯コロンビア
もちろんあてなんも。
どこに行っても厄介を振り撒く。

そんな感じでパラグライダー場を満喫しました。
後からたまたま来た人たちに、あてなんとのツーショットをお願いして終了。
さすがに寒いので長居は出来ません。

今度はダウンヒル。
これはちょっと注意が必要で、路面に落石やら大量の砂やらがいっぱいあります。
下りコーナーに砂とか生きた心地がしないので慎重にね。
それから猿もいますw
車だとエンジン音とかで先に逃げちゃうかもしれないんですが、自転車だと視認するまで逃げない猿。
先を行っていた私は5頭くらい見ました。
結構いるのねえ。
そんな感じで慎重ながらも楽しい下りでした。
登りとは大違いであっという間。

無事にキャンプ場へ戻った頃には正午過ぎになっていました。
朝ごはんカロリーメイト2本だけだったし山登ったしでお腹ペコペコ。あと喉かわいた。
ひとまず自販機でコーラを買って一気飲み(500ml)。
目指すはお昼ごはん、縁川商店!

縁川商店こと、Yショップニシさんも超重要な巡礼スポット。
しかも巡礼者にやさしいし資料もいっぱい置いてあるしご飯も食べられる。
駐車場にはバイクラックもあって、ロードで行っても置き場所には困らないという。
そんな素敵な縁川さんで恒例のメニューを注文です。

小石のうどん。
これがまた旨いんだ……
今回は一緒にかぼちゃのおやきも頂きました。こっちも旨い。
おかげですっかり元気を取り戻しましたw

食後にはしばし店内の資料を眺めたり、ノートにコメントを書いたりして過ごす。
そして、イベントで清水愛さんもスゴイと仰ってた「ポッチー&プリッチ」のレシートを入手。

ウェヒヒwww大満足www
いやー今回もお世話になりました。ありがとうございます。

帰りの電車のことも考えると、そんなにのんびりしているわけにもいかない。
キャンプ場へ戻ります。

と、ここでまた事件発生w
出発のとき、あてなんが写真を撮るから先に行っててと私に告げます。
私のほうが脚ヘロヘロなので問題ないかなーと思って、先に出発。
しかししばらくして振り返ってもあてなんの姿がない…
えらく熱心に写真撮ってるんだなーとか思いつつキャンプ場まで戻って来ました。
で、落ち着いた頃にiPhoneを見てみると、メールが。あてなんから。

「パンクなう」

ちょwwwwwwwwwww

「戻ってこれそう?」
「予備のチューブ裂けたw ヒッチハイクしてみる」

/(^o^)\ナンテコッタイ
救出に向かいたいのは山々でしたが、歩いて戻れないことはない距離だしヒッチハイクとすれ違ってもアレなので待機。
待つことしばし、帰ってきたwww
どうやらヒッチハイク成功したらしく、よかったよかった。
自転車も、私が予備チューブ持ってたのでそれで解決。
携帯ポンプでの空気入れは大変そうでしたが。

いやホント、いろんなことが起こるなあ、面白いw
これだから旅はやめられないね。
思いがけないことがあってハラハラするけど、大抵はいい思い出になることが多い。
今回もそんな旅でした。

もう時間も余裕が無い。
ササッとテントを片付けて支度します。
キャンプ場のとっちーさんにも挨拶して、最後のイベント、温泉へ…!

当然、ゆーぷる木崎湖。
言わずもがな、巡礼スポット。
時間がないのであんまりゆっくりはできませんでしたが、それでも温泉はいいものですね。
疲れがとれます。
あてなんとも遂に裸の付き合いになっちゃったし…(*ノノ)
もちろん入浴後には腰に手を当てて牛乳gkgk
プハーッ

そして大急ぎで駅へw
せかせかと輪行状態へ移行し、ギリギリのところで電車に乗れました。あぶねえ。
ワンマン運転の大糸線に乗って、さようなら木崎湖。
バタバタしてたので余韻に浸る余裕がなかったんですが、帰りの電車の中では2日間を振り返って満足してました。
あてなんも満足してくれてたら嬉しいなーとか。

んで、帰りは行きと違って特急を駆使します!
スーパーあずにゃんです!!!
これが速いんだわw
さすが特急。
乗り心地も鈍行の比ではないし快適でした。
あずにゃんかわいいよあずにゃん。

さて、そんなこんなで旅ももう終わりです。
財布をなくした最寄り駅に無事到着。もうなくしません(決意
あてなんともここでお別れです。
2日間一緒に旅してくれてありがとう。良い奴やでほんま。
一人だったらここまで充実してなかったはず。
また機会があったら遊ぼうそうしよう。

たった2日間だったけど、内容がとても濃かったのでもっと長い間旅してたような感覚です。
天気も良かったし、写真も撮れたし、自転車にも乗れたし、BBQ美味しかったし最高ですね。
また行きたい。本格的な夏になったら避暑的な意味でも行きたい。
真夏の木崎湖もキュンキュンしちゃうんだろうなあ(ハァハァ
あと夏待ち巡礼もやりたいから小諸にもね。

またいつか。あの場所で。
大好きな作品に会いに行きたいと思います。

おわり。

2012年5月12日

第4回 木崎湖巡礼 ~1日目~


2012年4月22日。
おねてぃ放送10周年同窓会イベント。

これに行って、あまりの素晴らしさに巡礼欲がムクムクと盛り上がってきていた最近の私。
暖かくなってきたし行きたい行きたい…!

そしたら先日、ほんのり長めの休みがやってきたのでこれは!と。
行くしかあるめえと。

そんなわけで4回目となる木崎湖巡礼です。
前回は去年のGWだったので、ほぼぴったり1年ぶりですねー。

ではちょっと振り返ってみましょう。

5月7日早朝、駅。

テント泊ということでズッシリ巨大なバックパックを背負い、さらに輪行ということで自転車も同行します。
バックパックが多分15kgくらいあって、輪行状態の自転車が多分12kgくらい。
合計27kg前後というアホな重装備で長距離移動です。
出発前は、正直途中で心が折れるんじゃないかと心配でした。(´・ω・`)

でもきっとなんとかなるだろう。
そう思っていた矢先、なんと駅で財布をロストするという重大事件勃発!
おぉおおおおおいいい!!!
初っ端から刺激が強すぎて鼻水出てきました。
動転しちゃいますが、駅の改札を通ったのは間違いないこと。
そこでは財布があったのね。
でも今はないの。
てーことはまあ、あれか、改札通った後にポケットに入れたつもりが、地面に投げ捨てていたと。
なにやってるの起きろ( 'д'⊂彡☆))Д´) パーン

慌てて駅員さんに財布の届け物がないか尋ねる私。
そしたら、それらしきものが届いてるとのこと!
ε-(´∀`*)ホッとした………のも束の間、どうやら身分証明書がないと受け取れないらしい。
そういう類のものはすべて財布に入れていたため、身分が証明できない私。
つまり、自宅まで取りに戻らなければならないと()



ダッシュ!

……

(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ

パスポート取ってきたよ…!

駅員さんが軽く引いてる気がする!
キニスルナ!

そして財布ゲットォオオオオオオオオオオオ!!!

もうここで大冒険終了してもいいくらいの精神力使ったんですが、まだ始まってすらいません。
先は長いのです。
朝から突然走ったのでちょっと吐き気がしますが、もう一度言うと、まだ始まっていないのです。

ここから始まります。
気を取り直して。

八王子駅。
実は今回、巡礼は私一人ではなくて同行者がいるのです。
あってなさん。
Twitterでお知り合いになって、過去何度かオフ会などでFace to Face。
やったね!ぼっちじゃないよ!私歓喜!

というわけでここからは2人での旅です。
といってもまあ、現地まではひたすら電車に乗って移動するだけなのですがね。

⊂二二二( ^ω^)二⊃ ワープ

じゃーん。信濃木崎駅!

別に6時間におよぶ列車の旅を書くのが面倒になったとかそういうことじゃないんだからね!

ごめんて。

まあいいんです。
ここで自転車を展開して組み立て、いざ向かうは木崎湖キャンプ場。

アンバランスワロタ。

こんだけデカい荷物背負ってても、平地短距離なら案外大丈夫なものなんだなってわかりました。
走り出しの重さは尋常ではなかったですが。

信濃木崎駅から、宿泊場所である木崎湖キャンプ場までは自転車ならすぐの距離。
あっという間に到着ですよ!

とりあえずテントを組み立てます。

手前の黄色いのが私の。青いのがあてなんの。
先日買ったばかりでこの日が初組み立てだったんですが、ポールが予想以上に硬かった以外は難なく組み上がりました。
よかったよかった。

その後、受付を済ませた我らはとりあえず湖を一周してみることに。
もちろん自転車で。
湖畔のサイクリング気持よすぎる。
時が止まったかのように静かな森と湖を感じながら走る。これだけで癒され感すごい。
「時間が止まる光と空の森~♪」
まさにこれです。(おねてぃED「空の森で」より。)
木崎湖を走りながら脳内でヴォーカルコレクション再生すると下手すると泣きます。
いつも思うことですが、ここに来るとみずほ先生達が本当にその辺にいるんじゃないかと感じてしまうのです。
それくらい作品との親和性が高い、素敵な土地ですね。

と、そんな感慨に浸りつつ、時計回りで回ったのでまずは上諏訪神社。

例のアングル。
いいよねツインズ。
あてなんはお参りしてました。

そして続いて海ノ口駅!

自転車は、左が私ので、右があてなんの。
ここも作品を代表する超重要スポット。
あのシーンやらこのシーンやら思い出すと……せつねぇええええええええええ
ここでは毎回恒例、ノートに書き込みなどしました。
4回目の巡礼なのに勘違いして3回目とか書いちゃったりなど。(;´∀`)
まあ、うん、人によっては巡礼回数3桁とかなので微々たる問題!

ごめんて。

あとあれ、すごいのが、夏待ちグッズもすでに置いてあるという。
しかもこんなガチなものがwww

これも決してお安くはないのでしょう…?
ちゃんとフィルムまで置いてあるしw
ガチ勢すごい。

20分くらいは居たのかな。ゆるゆると海ノ口を後にする我々。
次は縁川商店か、といったところですが、行ったら100%なにか食べたくなってしまいます。
時刻を見ると、今食べるのはまずい…
というわけで翌日に持ち越すことにしました。
のんびりキャンプ場までサイクリングですわー。
気持ちいいすぎるね。とくにトンネルの脇の道に入ったあたりからもう有頂天ね。
(´ω`)

そんなこんなで、キャンプ場に戻ったら夕方前といった時刻になってまいりました。
夕食を考える頃合い。
そして、ここに来ると必ずやらねばならんのが、そう、BBQです。
運良くぼっち旅じゃなくなったわけなのでやらない理由などありません!

………

セイヤァ!

いろいろ端折りましたが、BBQですw
普通にスーパーまで買い出しに行って、BBQセット借りて火をおこして、セイヤァ!なわけですが。
うまいんだこれが。
焼肉ってうまいじゃん?お外でBBQってさらにうまいじゃん?あまつさえ湖畔でBBQ。天気いいしさ!ビールまで飲んじゃって。
超うめぇええええええええええええええええええええ
としか言いようが無いわけです。
ホントびっくりするくらい気分がいい。
日々の疲れが霧散しちゃいますね。
一緒にやる人との親睦が深まる感じもとてもいい。
これからの時期、みなさんもどしどしBBQやりましょう!(迫真

お肉はかなりたっぷり買ってあったので、ビール腹なのも合わせて最後はお腹いっぱいになりました。
満足満足。
そして食後は、下がってきた気温に抗うべく炭火に当たりながらしばしの談笑。
こういう時間は素敵ね。
マシュマロ焼きたくなっちゃうやつ。なかったけど。(´・ω・`)
なんかいろんな話をした気がします(記憶曖昧w)
それにお互いカメラクラスタなので、話すだけでなく写真も撮ったりとかしました。
夜の木崎湖。

日が沈むのとあわせて曇っちゃいましたが、晴れてたら星も綺麗なんだろうなあって思います。
一度見てみたいものですね。

………

と、このあたりで1日目が終了。
時刻はまだ早かったのですが、旅の疲れと早起きによる睡眠不足で2人とも眠いw
明日もあるし、寝ようかってことでシュラフに潜り込みました。
たぶん、数分で寝たんじゃないかと思います。
あえて目覚ましはかけずに。

明日を夢見て、おやすみなさい…。

2012年5月1日

Rollei 35S


Rollei 35S

買ってしまったわ☆(ゝω・)vキャピ

どうですかこの素晴らしい外観……
素敵すぎます……

さて、Rollie 35S とは?

Rollei35シリーズとは
設計者はハインツ・ヴァースケHeinz Waaske )。24×36mm(ライカ)判でありながらホットシューをカメラ底側に付け、巻き戻しをライカM5様に下から行ない、レンズを沈胴式にする等ぎりぎりの小型化により当時流行していた24×18mm(ハーフ)判カメラよりも小さなボディサイズを実現した。カール・ツァイスのレンズ、デッケルのコンパーシャッター、ゴッセンの露出計と当時の超一流品をその小さなボディーに詰め込み、写りは非常に良い。アタッチメントはテッサー/クセナー/トリオターモデルがφ24mmねじ込み、ゾナーモデルがφ30.5mmねじ込み。セレン光電池式のB35、露出計を装備しないC35を除き露出計用の電池を必要とする。ピント合わせは目測で、最短撮影距離0.9m。
Rollei 35S
ローライ35SRollei 35S 、1974年発売) - 4群5枚ゾナー40mmF2.8付きの高級版。被写界深度が浅いがローライ35同様距離計はないので、ピントに注意が必要である。 
以上、 ローライ - Wikipedia より引用。

ということです。

ドイツのカメラメーカーRolleiが生み出した素晴らしい製品です。
シャッタースピード、絞り、被写体からの距離はすべてマニュアルで操作します。
発売当時はかなりの高級品だった模様。

で、Rollei 35S と聞いて、わかる方はわかる、そう、たまゆらw
主人公の女の子が使っているカメラがこれなのです。
まあ、私もたまゆらで知ったようなもんですw

アニメとか見ながら、いいなあこういうカメラも使ってみたいなあと思っていた私。
フィルムカメラは昔、父親が持っていたNikon F50をいじってたくらい。
で、現在はデジタルなNikon D7000を使っているわけです。
デジイチも大変いいのですが、それとは別に、じっくり一枚一枚マニュアルで撮るようなこともしたい!
そんな気持ちが沸々と。
で、ついこの間、神保町を歩いていたらたまたま見つけたカメラ屋さん。
古いカメラもいっぱい置いてあるみたいだったので釣られてホイホイ入って行くと、そこにこれがあったのです。
写真では見たことあった35Sでしたが、実際に生で見てみたらもう大変。
なにこれカワイイ美しいカッコイイふぉおおおおおおですよ。
ガッシリと心を掴まれました。

それから数日。
それが本日。

IYH!!!!!!

抗えぬ運命だったのです。てへぺろ。

で、ここまで書いてませんでしたが、写真を見てもらえば分かる通り、カバーの印字が「Rollei 35」なんですよね。
本来は最後に「S」がついてないといけないんですが、ないのです。
カメラ自体は紛れもなく35Sです。
これについてはお店の方もよくわからないようで、前の持ち主の方がカバーだけ付け替えたのかもしれないとのこと。
そしてこのカバーだけ違うということを加味して、通常よりもお安くなっていたのです。
隣には完全な35Sもあったのですが、価格差が結構なことに。
これはお安い方を買うっきゃないわけです。
それにこのカバー違いなところが、前の持ち主から続いている物語を想像させてくれて味わい深い。
すごく大切に扱っていたんじゃないのかなあとか。
実際のところはわかりませんが、そんなふうに考えると温かい気持ちになれます。

これはいい買い物だったんじゃないでしょうか…!
久々のフィルムカメラ、わくわくしちゃいます。
現像するまで分からないという楽しみをまた味わえますねえ。
よーし、お父さん頑張っちゃうぞー!