2014年11月11日

あわいち!

前の記事の続きが書けていないけれど、こっちを書きたい気持ちが盛り上がったのでちょっと脇道に逸れてみる。

2014年10月25日、もうわりと長いお付き合いになるフォロワーの神楽坂つむり氏が主催するアワイチ(淡路島一周)に参加してきた。
主に関西圏から剛脚達が集まる恐ろしいオフ会である。

例によって前日が夜勤明けだった私は、仕事が終わると自宅をタッチアンドゴーして新横浜駅へ向かった。
毎度のことすぎる。

まずは大阪にある民宿つむりで一泊させてもらい、翌朝から淡路島へ向かうという予定。
夜勤明けでびっくりするくらい眠いことに加え、アワイチ当日も朝5時過ぎには起きないと間に合わないというつらいつらいスケジュール。
過去に2度お会いしたフォロワーのこーへーさんも後から民宿つむりで合流する予定だったのだけれど、そもそも睡眠不足マッハである私は可能な限り寝ておかないとまともに走れなくなってしまう。
申し訳ないけれど、つむりんが全裸でお風呂に入っている間に私はお布団に入らせてもらった(全裸ではない)。

なんか夜中に人数が増えてる気配を感じたものの……( ˘ω˘ )スヤァ

翌朝。
必要最低限の睡眠は確保できた感触を得つつ、むくりと身体を起こした。
わあ!こーへーさんだ!
ここで初めてご挨拶w
どーもどーも1ヶ月ぶりです。

私、つむりん、こーへーさんの3人で吹田駅へ。
ここから輪行で明石駅まで参る。


途中、有名人のエリートさんと初対面。
しかし圧倒的コミュ障を発揮するぼく。
ア……ア……
わりと申し訳ない。

明石駅につくと、なんだかそれっぽい人たちがうようよしていた。
ついに始まってしまうのだなと感じた。

明石から淡路島までは、フェリー(ジェノバライン)で移動する。
高速船と謳っているだけあって、とんでもないスピードで駆け抜ける。
甲板(?)に居たので最高に寒かった。(なお帰りはさらに寒かった)


ガチカメラクラスタであるところのこーへーさん。


密輸業者か何かかな?

さて、無事に淡路島へ上陸し、スタート地点に。
参加者28人(だったような気がする)が一堂に会し、ブリーフィング。
この人数をまとめるつむりんの手腕には脱帽であった。

さすがに28人いっぺんに走るわけにはいかないので、5人ずつくらいのグループにランダムに分かれ、数キロ先のコンビニまで走る流れ。
この数キロでお互いの実力をなんとなく察し、その後のグループ構成に役立てようという狙いだったらしい。
私はうんこ貧脚クソ野郎なのでそもそもこの数キロですらついていけてなかった()
がんばればついていけるけれど、そんなペースで100km以上走るのは絶対に無理なので、すでにここで諦めモードである。

もともと他の方々についていけるわけはないと的確な判断を下していた私は、オフ会とは言え早々にぼっち走行をキメ、序盤からショートカットする気満々でいた。
しかし予想外の展開というか、皆さんホントに優しい方たちばかりで、ちんたら走る私に合わせてくれるグループが作られてしまった。
犬速さんを先頭に、なんとかペースを守れる30km/h巡航で引いてもらう。
有難いやら申し訳ないやらで頭のなかぐちゃぐちゃしながらも遅れないようにするだけで必死だった記憶。
ただ、登りではどうしても遅れてしまう。
もう皆さんどうぞ先に行っててくださいという気持ちが正直なところではあった。
(なお最後までずっとそうだったもよう)

でもせっかくのご厚意なのでショートカットも止めて、金魚のフンよろしくひっついて走り続けた。
で、なんか淡路島の南東のとこ?一番登ってるとこ。
そこの登りをなんとかクリアして、死にそうになりながら下りに入ったところで、なんとわたくし落車芸を披露することになってしまった(´◔‸◔`)

その瞬間の記憶はもうあんまりないから具体的に何が直接原因だったのか思い出せないのだけれど、たぶん落ち葉か小枝かなんかそういうものに下りカーブで遭遇して、アレがアレしてアレだったみたいな感じだと思われる。
転倒の寸前で「あ、これアカンやつやんけ」って思ったことだけは覚えている。

いい感じにアスファルトですりおろされた。

幸いなことに身体は多少の擦過傷と打撲程度で済み、自転車も走行不能になるような不具合は出なかった。
自転車に関しては直後を走っていたガイさんが圧倒的な手際で調整してくださったことも大きい。
頼もしすぎる……
本当にありがたい。

ただまあ、やっぱりジャージはダメージを負った。


そに子ぉおおおおおおおおおおあ

めっちゃ可愛いジャージだったのに無念。
でも長袖だったから怪我も軽度で済んだという話で、そに子が身代わりになってくれたのだと考えると頭が上がらない。

そしてもう一つの、これが最大の被害だったんだけれど……


/(^o^)\

これ、しばらく後になってから気づいたんだよね……
ウケる。
ちょうど転倒した側(右)の背中ポケットに入れていたための悲劇。
数日の間、ものすごく見づらいiPhoneを使うことになってしまった。
(動作は完璧だったからある意味耐久性は高い)

さて、さて。

気を取り直してまた金魚のフンを必死にこなし、ハンガーノック直前でお昼休憩の場所となっていた福良港に到着。

昼飯だぁ!


穴子のなんか一本天ぷらにしたやつが乗ってる丼。
うますぎる……

昼飯の後は、北上する方向に進む。
ちゃんと一周するにはまた海沿いをアップダウンしながら進むことになるのだけれど、これ以上に登りなんかやってたらゴールが何時になるやらといった脚の具合だったので、ショートカットすることに決定。まあ、もともとそのつもりだったけれど。

他にもお二方ショートカット組がいらっしゃったので一緒に走らせてもらった。
が、当然ながらスーパー貧脚クソ野郎の私とは違ってちゃんと走れる方々で。

「明日レースなんで温存しようと思って^^」

「(´◔‸◔`)??????」

ちょっとよくわからない。

というわけで、前半までとさほどペースも変わらず、ついていくだけで精一杯という修行が継続されることに。
3人だから先頭交代したいところだし実際何度か先頭にも出てはみたけれど、あっという間にペースが落ちるのであまり意味が無い……
申し訳ねえ……

……

淡路島の西側を走る通称サンセットラインを走っていたころ。
なんだか後ろからヤバそうなプレッシャーが近づいてきていることに気づく。

あ、あれは……っ!

と思っているのも束の間、とんでもねえ速さで追い越していく2台の自転車が。
す、スク水さんだ……(もうお一方はどなたかわからなかった)
「あっという間に見えなくなる」というやつを目の当たりにしてしまったのだった。
こわすぎる。

その後も主にETTメンバーで構成された集団にぶち抜かれ、ガチ勢の片鱗を感じる貴重な体験となった。

私はといえば、もう無理もう無理と半泣きになりながら残りの行程をなんとかこなしたのだった。
ゴールだよ!

走行距離は135km、アベレージは25km/hちょいだったかな。
他の集団の方は軒並み30km/hオーバーだったということだから、理解の範疇を超えている。

今回のアワイチは、私のいつものペースの2段階くらい上をひたすら続けないとついていけない感じで、135kmずっと必死の走りというほとんどトレーニング状態。
当然景色を楽しむ余裕とか全くなく、全然写真が撮れていないあたりにその影響が色濃く出ていると言える。
終わってみると楽しかったことになっているいつものパターンなのでよかったのだけれど、一体何をやっていたのかという気もしてくるw

落車で心配やらご迷惑やらおかけしたり、何人もの方に引っ張ってもらったり、あとコミュ障全開だったりと全員に土下座しないといけない一日でもあった。
みなさん本当にありがとうございました。

打ち上げ(?)ではびっくりドンキーで450gのハンバーグをご飯大盛りにして食った。
メニュー表では1300kcalちょいの表記だったけれど、それでも消費した分はぜんぜん取り戻せていなくて、民宿つむりに帰った後も酒飲みながら食ったり、翌日の大阪ポタでも豚まん食って豚まん食ってたこ焼き食ってとかしてしまった。
どれも美味しかったなあ。

いつもは走るとしてもぼっちだけれど、たまにこうやって複数人で走るのも楽しい。
できればゆるポタを希望したい(切実
また何か機会があれば参加してみるのもいいなあと思っている。


2014年9月15日

2014年、夏の休暇。0日目。

半年に一回くらいはまあ5連休くらいなら取れるんですよね。

今年の夏は9月8日〜12日までの5日間で連休を取得しました。
7日は夜勤明けだったので、がんばればほぼ6連休という感じです。

いつものごとく頑張った私は7日を0日目として行動を開始しました。

今回は、行きたいところが多すぎてダイジェスト的な巡り方をしようという計画。
うどん県のうどんを食いたいし、しまなみ海道を走りたいし、ぽちさん(フォロワー)にも会いたいし……

ということで
神戸→高松→今治→尾道→岐阜→???
てな感じの計画を立てました。

0日目は、夜勤が終わってダッシュで家に帰って、新幹線で神戸まで。そしてジャンボフェリーに乗るところまでです。

装備。

可能な限り荷物を減らしたい。
いつものオルトリーブLに詰め込めるだけの荷物。
着替えワンセット、バッテリー、チューブ、携帯工具、クリートカバー、輪行袋、タオル。
あとはポケットにiPhoneと財布。
D7000をたすき掛け。
今回の旅では終始デジイチを背中に乗っけて動き回ります。

いざ、昼ごろに出発。
毎度おなじみの新横浜駅です。

新幹線に乗るとよしきたって感じになりますねえ。
ワクワクしますが夜勤明けなので寝ないと死ぬ。
新幹線の中で快適な( ˘ω˘ )スヤァ

気がついたら新神戸駅。
17時半頃だったっけ。

神戸と高松をつなぐジャンボフェリーは深夜1時に出港するので、かなり時間があります。
夕食について考えながらうろうろ。

これが、神戸……

神戸って初めて来たんですけど、スーツを着たこわいおっちゃん達(十数人)が事案を発生させてる場面を見てしまったせいで非常にアレな印象になってしまいました(´◔‸◔`)
結構独特な雰囲気は感じましたね。

で、時間もいい頃合いだったので、夕食を求めて彷徨う。
神戸といえば何がいいですかって言ってたらTwitterでは「神戸牛を食え」とのリプが複数。
わかる。

私としても神戸牛とやらは一度お手合わせ願いたいと思っていたところ。
徘徊していると、「神戸牛」と書いてあるお店はやっぱりたくさんある。
悩んだ挙句、元町商店街を行ったり来たりしながらそれっぽいお店に入ってみました。

で、

メニューを開く私。
圧倒的な価格に硬直する私。

ア……ア……

ろくに調べもせずに思いつきで入ったらまあ大変でした。
1週間分の食費かな?っていう。
でも席についた手前やっぱりいいですとか言えず。
くそ高い神戸牛のステーキを頼みました。
ご確認ください。

いやね、さすがに「これ絶対高級なやつだ」って感じの味でしたよ。
脂ノリノリ。
少し食べれば満足な系統のお肉でした。
じっくり噛み締めました……

初っ端からまさかの高額出費でよくわからないテンションになりながら、店を後に。
神戸夜ポタの始まりです。

中華街では栗の押し売りもなく安全に写真が撮れましたね。


三脚はないものの、手持ちでなんとか夜景撮影。
デートスポットで勇猛果敢に孤軍奮闘するオタクと化しました。

初めての土地を走り回るのはそれだけで楽しいもの。
久しぶりに感じるこの感覚。
社畜芸で精神が限界に達しようとしていたところだったので良い息抜きになりました。

満足したところでフェリーターミナルへ。

なんか最近建てたのか改築したのか知らないんですけどめちゃくちゃ新しくて綺麗な建物でした。

ジャンボフェリー!

こいつが1時に出港して、5時15分に高松に到着します。
実に素晴らしい。
寝てる時間を移動に使えるというのは本当に素晴らしい。

そそくさと乗り込んですぐに寝る。
個室があるわけではなく、てきとーに雑魚寝するスタイル。
ただでさえ寝不足だったので3秒くらいで寝ました。
輪行袋がいい枕になります。

起きる頃には四国に上陸のはず。
この続きは1日目のお話へ……です。

2014年2月22日

『いなり、こんこん、恋いろは。』巡礼。そして伊勢とか。

事の発端はこれ

いなり、こんこん、恋いろは。好きすぎるし原作全部持ってるけどKindle版めっちょ安いから全部ポチった。

このツイートが例のあの人、神楽坂つむり氏に捕捉されたことがそもそもの始まりだったという話。

現在絶賛アニメ放送中の「いなり、こんこん、恋いろは。」
もともと本屋さんで「表紙綺麗だなあこれ絶対好きなやつだ」と思って読んで、どっぷりとはまってしまった作品。
アニメ化されていよいよ熱が上がってきたところだった。
ちょうど角川のkindle作品もセールをしていて、上のツイートのようなことになったわけである。
どうやらこのツイートでつむりんに布教してしまったらしい。
嬉しい。

そんなわけで、あの奇跡のような中部ツーリング以来、久しぶりに一緒につむりんと遊んだ、その記録。+α

【当初の予定】
伊勢でオフ会(ちょっとだけ)→大阪→京都→なんかてきとーに遊ぶ


【1日目】

2月15日、本当はこの日、伊勢で挙行された「赤福ぜんざい早食いオフ」とかいう意味の分からないオフ会にちょっとだけ参加する予定だった私。
しかし運の悪いことに関東は大雪。数十年に一度と言われる大雪だった(1週間ぶり2回目)。
夜勤明けですぐに帰って全力で伊勢に向かう予定がおじゃんという悲しい事態……
文句のひとつも言いたいけれど、天候には敵わない。

まあ、もともと「行けたらいいなあ」くらいの計画だったので、仕方ないと割り切り直接大阪へ向かう。
とんでもなく積もった雪の中、自転車を担いで駅へ。
これがかなり大変だった。めっちゃ滑るしめっちゃ埋もれるしエクストリームだった。
それでもなんとか辿り着き、輪行開始。
今回はmont-bellの輪行袋のちっちゃい方を使ってみた(前後輪外すやつ)。

コクーン輪行はちょっと微妙な様相を呈してきたということで導入したのだけれど、これはこれでよかった。
早さでは敵わないけれど、収納すると小さくなるし、使い方自体も非常に簡単で、2回くらい練習しただけでも輪行形態にするのに10分かかるかかからないかといった感じ。慣れればもうちょい早くできそう。

で、夜勤明けということもあって新幹線の中では爆睡。
あっという間に新大阪駅に着いてしまった。

そして迎えに来てくれたつむりんと合流。久しぶり!
その足でオススメの焼肉屋さんへと向かった。
私達のソウルフード。

めっちゃおいしかった。
いろんな話をした。
大阪といえば焼肉みたいな認識が私の中で出来上がりつつある(;´’-’`)

さて、「民宿つむり」と言えば、特定の界隈では有名な施設である。
旅人を暖かく迎えてくれる、神楽坂つむり氏の自宅。
なんと今回、ここに2泊もさせてもらうことに!ありがてえ!
お陰でまったく宿泊費がかかっていない。思う存分遊べるというわけなのだ。

初日は夜勤サイクルからの復帰という難しい問題もあって、正直ちゃんと夜に眠れるか心配だったのだけれど、それは杞憂に終わった。
びっくりするくらいすぐ寝て、朝までぐっすり。移動の疲れもあったのかもね。


【2日目】

むくり。
寝袋に包まれた朝。そう、ここは民宿つむり。
旅行中の目覚めに定評のある私はすぐに覚醒した。家主はわりともぞもぞしている。

朝起きておはようを言うのなんていつ以来なんだと思うと涙ちょちょぎれるけど、今日はついに、いなこん巡礼!

まずは朝ごはんでエネルギーを蓄える。

素晴らしい朝ごはんである。卵がある。そう、卵がある。

この日は自転車は置いて、徒歩と電車による移動となった。
というのも、これであれがあれだったからだ!

ひゃああああああああ

前日から発売が開始されていた、京阪電鉄のいなこんタイアップ1日フリーパス!
1200円で、京阪電鉄1日乗り放題というシロモノである。
普通に移動で使うだけだと割高かもしれないけれど、今回は頻繁に乗り降りする関係上、非常に役に立った。
なんでそんなに乗り降りするのかと言えば、キャラクターのパネルがいくつかの駅に設置されているから。
それを見るためにあっちこっちで降りる必要があったというわけ。
(ちなみに入った改札からそのまま出ることも可能だった)

めんどくさいからざっと並べるけど!



それぞれのキャラクターの苗字の由来となった駅に設置されている。詳しくはこちら

墨染さんが可愛すぎるから……


(あかん)


(逮捕)


わかる。



墨染さん好きすぎる。

駅巡りもわりと楽しかった。

さて、ここからはいよいよ本丸、伏見稲荷。
写真中心でお送りしたい。

まずはここ。伏見稲荷駅。


アニメの景色、まんま!
ここに限らずどこもかしこも非常に再現度が高いのですぐ「見たことある!」という感覚に。
こだわるタイプのオタクなので可能な限り同じように写真を撮った。



中二病のお兄ちゃんが颯爽と走り抜けるとこ。
人が多すぎるぞ……!


途中、いなり寿司が売ってあったのでmgmg
1個140円って冷静に考えたらドチャクソ高いのだけれど、これが美味しいからもうなんでもいいのである。

さらに歩みを進めると……

!!!

宇迦様ぁあああああああああああああああううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
ひゃあああああああああああああああああああああああああ

取り乱す。
生きていてよかった。

キモオタ率の低い環境だったからわりと真剣に気持ち悪かったかもしれない。

OPとかもこういった具合に。




そして伏見稲荷といえばこれ、という千本鳥居。

ここをいなりが駆け抜けるのがOPの最後の映像。
こうやっていくつも鳥居が並んでる神社は他にもたくさんあるけれど、やっぱり伏見稲荷のそれはレベルが違う。
ほんとうに別世界という感覚。


この鳥居、どんどん先へと進んでいくと、とんでもなく遠くまで行くことができるもよう。
後半はほとんど登山らしく、ぜんぶ回るとかなりの時間が必要ということで、今回は前半部分だけを散策した。
それでも十分、惹きつけられる魅力があった。

このごちゃごちゃした感じ好きすぎて禿げる。



猫もいらっしゃった。

二人で「写真が止まらねえ……!」とか呻きながらシャッターを切りまくる。
楽しすぎる。

時刻はお昼すぎ。
そろそろ昼飯にしようということで、私達はあの原作1巻、アニメ第1話に登場する食堂にお邪魔することにした。



厄介。
ここで頂くのは、もちろん天丼。
墨染さんの皮を被ったいなりが丹波橋くんにたかっていたメニューである。
こうやって作品をトレースして体験するのもとても楽しい。


お腹を満たしたところで、午後は主に第1話に登場するシーンの探索。



わざとらしすぎワロタwww



↑「うーわぁああああああああああ」のシーン



画角が!足りない!!!

アニメの描写からするとこのあたりにいなりの家があって、たしかにそれっぽいような気がする家もあるのだけれど、普通に一般の方の住居なので、この先には立ち入らないほうがいいだろう。ジロジロ見られるの怖すぎるからね。

そんなこんなで、キャッキャウフフの舞台探訪を終えた私達は、最後にうずらの丸焼きを食って帰ることに。

うずらなんて卵以外を食べたの初めてだったけど、結構おいしかった。鶏肉に比べてクセはある。
ただ、壮絶なまでに食いづらかったw
手をベトベトにする覚悟で挑まないとまともに食べられない。
私は悪戦苦闘の末にドロドロのタレをレンズへ垂らすという衝撃的な事件を起こしたものの、なんとか無事だった。
あぶねえ。焦った。

結局、伏見稲荷界隈には3時間くらい居たのかな。
帰りは先斗町をうろうろしてから阪急電鉄で。
先斗町と聞くと森見登美彦作品のイメージが強すぎて、内心わりと興奮していた。
あそこで飲み歩きとかしてみてえ……

民宿つむりに帰宅後(?)は、スーパーで買い物して、餃子パーリィ。

サーモンの刺し身やら天ぷらやらチャーハンやらも頂いた。
私はいつものごとくビールもグビグビ。
おいしかった……!

その後は、風呂に入ってダラダラ。
いなこんアニメを見返したり、ラジオを聴いたり。
じっくり舞台を見た後にもう一度見ると、めっちゃ面白い。
あそこだー!とか、写真撮るの難しかったなーとか、雰囲気をうまく表現出来てるなーとか、いろいろ思うところがある。
これだから巡礼は楽しいんだよなあ。いろんなことに気づけたりする。


【3日目】

この日、月曜日。
つむりんはお仕事ということで、通勤のタイミングで私もチェックアウト。
途中まで一緒に自転車で走った後、お別れとなった。
最後も駅までの道案内をしてもらって、この2日間お世話になりっぱなし。ありがとう。
Twitterを通じてこんなにいい出会いに恵まれて幸せだなあと思った。
もし神奈川にくることがあったら民宿朔も利用していいからね!なんにもないけどね!

いろいろ思い出しながら、振り返りながら、朝の大阪の街を走る。

初めて走ったけど、わりと走りやすかった。
人々の「信号?気のせいでしょ?」みたいな動きには軽いカルチャーショックを受けたけどw
聞いていた通りである。

さて、この日は何をするのか?

――伊勢に行きましょう!

オフ会には行けなかったけれど、ぼっちでも楽しめるしここまで来たら行くしかない。
教えてもらったルートで輪行。
あやうく乗り損ねるところだったけれどギリギリセーフ。

伊勢までの時間は、旅のお供Kindleちゃんでいなこん原作を読み返す。
これがまた楽しい。宇迦様かわいい。墨染さんエロい。

そうやってニヤニヤしていたら、気づいた時には伊勢に着いていた。

こんな簡単に伊勢に来られるんだから大阪うらやましい……
時刻は正午前。
まだ昼飯にはちょっと早いかな、ということで先に外宮を参拝することに。
某エアーなんとかも確認して、豊受大神様に祈願。
あと「せんぐう館」という施設もできていたので、せっかくだし見てみることに。入館料300円。
そこそこ面白かった。上映されてる映像がめっちゃいいカメラで撮影したんだろうなっていう感じの美しさだった。
そんなに長時間を要するような施設ではなかったので、いい感じにお腹が空いてきた頃合いで退館。

お昼は迷うこと無くまんぷく食堂さんへ。
ソウルフード第二弾、からあげ丼。

相変わらず驚きの旨さであった。
この日はちょっとコショウ控えめだったかなw
ちょこっとだけお店のお兄さんとお話して、人も多かったので長居はせず退店。
(キャプたんはやく予稿集もってけ)

満足した私は一路、内宮へ。

赤福ぜんざい!!!!!!

赤福本店で頂きました。
早食いはせず普通に味わってめっちゃ美味しくてからあげ丼の直後でもペロリと完食。
最高のデザートです。
赤福氷もいいけど赤福ぜんざいもたまらんのう。

十分にお腹が膨れたところで、おかげ横丁やらをぶらぶら。



平日なのにこの人出。さすがだ……

にゃーん。

もちろん内宮にもお参りして、天照大御神様に祈願。
伏見稲荷に参拝した翌日に伊勢神宮に参拝するとか贅沢すぎる。ご利益まみれ。

時刻はそろそろ夕方かなーといった頃。
最後に約束の地、砲台山へ。

ぼっちで撮影しています。タイマー撮影が友達です。

ここでもノートを眺めたりじっくりまったりしたかったものの、この写真を撮った直後に突然の猛烈な腹痛に襲われ、それどころではない事態に()
本当にあと一歩で大惨事というギリギリの戦いを繰り広げて宇治山田駅のトイレに駆け込んだ。
なんなんだ……

最後だけちょっとあれだったけれど、伊勢はやっぱりいいところね。
よくわかんないけどちょっと落ち着くんだよね。
また来ようと思った。次は夏かしら。

宇治山田駅から近鉄の急行に乗り、名古屋へ。
時間が切羽詰ってたわけでもないし、どうせ名古屋で乗り換えだしってことで味噌カツを食べることに。
そしてそんなことをツイッターで垂れ流してたら、去年「赤福氷早食いオフ」とかいう意味の分からないオフ会で一緒だった、たまごん氏が合流してくれるとのこと。
やったぜ!

これがたまごんである(?)

エロい身体してやがるぜ。

そしてこれが噂に聞く矢場とんの味噌カツ。

値段は結構するけど、美味しかった。味噌カツ初体験。
短い時間ではあったけれど、たまごんともいろいろ話して、22時前には新幹線に乗った。
別れ際には「これおみやげです!新幹線の中で開けてください!お楽しみです☆」と言われて謎のメロンブックスの袋を受け取る。
素直な私は素直にそれを新幹線の中で開け、泡を吹いた。

(^q^)

覚えろと……いうのか……

となりの席のおばちゃんの視線が気になりつつも、まだ覚えてなかった41桁目から50桁目までを覚えてみる。
やばい。
1ページに1万桁載ってるし文字はちっちゃいしピャーーーーーと発狂したところで私はそっとページを閉じた。
いや面白いんだけどね?
たまごんありがとうね!また会おう!

自宅に帰ったのは午前0時過ぎ。
出発してから概ね58時間後のことだった。
この58時間、本当に濃密な時間だったと言える。
4日間くらい遊んでた感覚。
ものすごく楽しかったし嬉しかったしお腹痛かったし最高の休日になったと思う。
またこうやっていろんな人にあったりいろんなところに行ったりしたいな。
うん、そうしよう。


最後にやっぱりつむりんありがとう!またどこかで会おう!